SSブログ

夏、戦争体験を語る人たち [空気]

(北大農場にひまわりが栽培されている。やがて鋤き返されるのだが、しばし黄色い平和である)
line_1567056429461.jpg

大腸癌の手術で同室だった方も、ちょうど読んでいた阿久悠さんも昭和の10年前後の世代で
少年時代をそれぞれ戦争体験で過ごしていた。
私の父も学徒出陣組だったそうだが、早くに亡くなったので直に話を聞く機会はなかった。
母からはいろいろ聞いた。
皆が、軍国少年少女、「少国民」であった。
不穏な時代がうごめいている昨今、どうしても気になるのはこれからのこと。
簡単なインタビュー記事だが本当にそうだなと思ったので抜粋させてもらいました。
正確にはWeb記事をご覧ください。

いずれもyahooニュース特集の記事より抜粋。
宝田明さん『ソ連兵に撃たれた「ダムダム弾」の痛みは今も――宝田明85歳、戦争体験とゴジラに込めた平和への願い 』8/23(金) 6:28 配信
初代『ゴジラ』には原爆や水爆への抗議が込められている。
ゴジラという存在は、核兵器や戦争について考えるきっかけを与えてくれます。暴れまわって破壊しているイメージがあるかもしれませんが、彼はいわば“平和の伝道師”ですよ。
あの時代に生まれ、運よく生き残った人間として、平和の大切さを訴える義務と責任があると思っています。戦争というのはじつに悲惨なんだ、苦しむのは無辜(むこ)の民なんだ、絶対にやってはいけないということは、口を酸っぱくして伝えていかなければいけない。
戦争を知っている人がどんどん減って、政治家にもほとんどいません。
P8293880.jpg

亀井静香さん『「戦争には勝者も敗者もない」――川に人骨……戦時の悲惨さ知る亀井静香の原体験 』8/14(水) 7:30 配信
教育もそうなんだけど、空気みたいなものだから。自然にね。時代の空気を吸っていると自然とそうなった。天皇陛下のため、お国のために死ぬのが当たり前だと。だから私のような子どもでも、戦争に負けたことがわかったときには肥後守という折り畳みの小刀を持って、兄貴を「一緒に死のう」って追っかけ回したくらいです。でも、兄貴には逃げられちゃいましたけどね。
経験のあるなしは関係ない。とにかく戦争はやっちゃいかんのだよ。戦争には勝者も敗者もない。それは、勝ったほうも負けたほうも悲惨だから。アメリカだって、ものすごい数の犠牲者を出しているでしょう。そりゃあ、大統領は戦死しないかもしれないけれど。日本の兵隊だろうが、アメリカの兵隊だろうが、死ぬことの悲惨さという面においては同じ。だから、戦争はしちゃいかんのです。
極端な話、飢え死にしたって戦争はしないほうがましです。
P8293837.jpg

藤井裕久さん『「経験者が戦争の悲惨さを教えてやれ」田中角栄の言葉に突き動かされて――藤井裕久の使命感 』8/19(月) 7:14 配信
「戦争を知らないやつが出てきて日本の中核になったとき、怖いなあ」――。田中角栄元首相にそう言われたという。その言葉が私の根っこにあると語るのは、藤井裕久・元衆議院議員(87)だ。
「戦争というものには、戦勝国も敗戦国もない。みんな犠牲者なんだ」と。戦争に勝ったって駄目なんです。
私の根っこにあったのは、角さん(田中角栄元首相)の言葉です。角さんはよく、こう言っていました。
「戦争を知っているやつが世の中の中心である限り、日本は安全だ。戦争を知らないやつが出てきて日本の中核になったとき、怖いなあ」
そのころ、角さんとはたいへん親しくさせていただいていたので、私が「また戦争をやれっていうことですか」と軽口をたたいたら、ものすごく怒られた。「そうじゃない。絶対戦争なんかダメだ。だから、経験者が戦争の悲惨さを教えてやれ」とね。

P_20190829_150321_DF.jpg

しかし残念ながら、今、人々の努力がむなしく思える中、
バイブルの中には真の平和が約束されてこう記述されている。
(イザヤ 2:4)  4 神は国々の中で裁きを下し, 多くの人々を正しい方向に導く。 彼らは剣をすきに, やりを鎌に作り替える。 国は国に向かって剣を振り上げず, 彼らはもはや戦いを学ばない。

nice!(21)  コメント(6) 

nice! 21

コメント 6

JUNKO

今年はモウモウ牛さんがのんびり寝そべっていましたね。
by JUNKO (2019-08-29 20:43) 

sigedonn

>JUNKOさん、こんばんは。
先日は、子羊もたくさん、道路際まで来てました。
今日は、ひまわりの縁に子ぎつねがでてきてました~すぐに潜り込んでしまいました。
by sigedonn (2019-08-29 21:25) 

ぼんぼちぼちぼち

戦争を語れる人が年々減ってゆきやすね。
あっしは野坂昭如先生のファンなので、野坂先生の書籍を通じて戦争の悲惨さを知ったところが大きいでやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2019-09-04 16:12) 

sigedonn

>ぼんぼちぼちぼちさん、そうですよね。
野坂さんもそうでしたね。
昨今の隣国との関係などみていると
状況はあっという間に作られてゆくんだと
改めて恐ろしさを感じます。
by sigedonn (2019-09-04 20:13) 

そらへい

戦争で泣くのはいつも庶民です。
人が人を殺すこと、
そのことを思っただけでも、戦争は否定されるべきものです。
by そらへい (2019-09-06 20:58) 

sigedonn

>そらへいさん、こんばんは。
昨今の発言やマスコミ、悲しくなります。
あの、青春の日々の反戦のパワーはどこへ消えてしまったのだろう。
by sigedonn (2019-09-08 21:15) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント