整理と追憶

俎板の鯉になるべくおとなしく身辺整理などしていると
いろいろと、ぽろぽろと記憶が零れ落ちてくる。

6年半過ごした
東端の街で様々な人に出会った。
そして、自分自身の知らなかった手の技も身に着けることができたり、
そんな中に、とても気さくに接してくださった漁師さんがたくさんいました。
みんなどうしているかなあ。

Kinnちゃんには頼まれて鯛のマキリケースを彫った。
マキリの柄も軽い樹などでしつらえると海上でうっかり落としてもすぐには沈まない。
そしてなんでも目立ちたがりなのでケースも大げさに作る。
へたくそな出来だったが喜んでくださった。
かなり傷心と混乱と不明の中でたどり着いた街で
本当に皆さんにお世話になりました。
古いスライド用のポジフィルムを無理くりデジカメで撮影して
眺めてみました。
懐かしい懐かしい追憶写真館。

岬のお店は冬はとてつもなく暇になります。裏の草原で歩くスキーを楽しみました。

これが、「Tesylop：テシロップ」海面がシャーベット状に凍ってきて波に揺られて紋を描き出す。

ミズナラの風衝林が厳しくも美しかった。



さて、やっと入院日が来週半ばに決まり、ほっとしたやら
反面、あわただしく準備を進め始めました。
忙しくなるとブログを書きたくなる。
現実逃避の面もありありです。
退院してきたら「初夏」です。

コメント 6

ミズナラの木懐かしいです。道東に通っていた頃よく撮りました。逞しい木です。初夏が来るまで頑張ってきてください。
by JUNKO (2019-05-18 21:51) 

＞JUNKOさん、激励ありがとうございます。
ミズナラ、大好きでした。また行きたいなあ。
と、いうより帰りたいなあの感覚。故郷に近い思い。
人生をリセットした街と風景です。
by sigedonn (2019-05-18 22:00) 

無事に退院されて早く元気になられることを祈ってやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2019-05-18 22:10) 

＞ぼんぼちぼちぼちさん、ありがとうございます。
まあ、信頼しているし、神にゆだねてもいるんですけれど
ノーストレスとはいきませんね。
落ち着きません。そんな中、声をかけていただくと本当にうれしいです。
by sigedonn (2019-05-18 22:24) 

最近はデジカメで写真撮りまくっていますが
若い頃はカメラに疎く、ほとんど思い出の写真がありません。
記憶だけの思い出、それも歳とともに少しずつ曖昧になってきているような気がします。
退院されたら、初夏の陽光が目に眩しいでしょうね。
爽やかで心地良い風が吹く季節
退院されるには良い季節ですね。
by そらへい (2019-05-19 20:50) 

＞そらへいさん、こんばんは。
今年の連休明けからの気候は暖かくて穏やかです。
ライラックもフェスティバルに合わせて咲きました。
リラ冷えはまだです。
カメラ、高卒で上京、アナキスト、街頭詩人、鹿児島までのヒッピー旅などほとんど一枚の写真も無いような感じです。
帰札後の一時は友人が写真好きで少々残っているくらい。
その後、わけあって根室に行って出会ったオーナーさんがカメラ好きでキャノンをくれたりして初めて一眼レフもってちょこっと撮りました。8ミリも。それでも、デジカメと違って費用がね。今みたいにはいきませんね。
手術もしてないけれど、今から、退院楽しみにしています。（笑）
by sigedonn (2019-05-19 21:49)