明日だ、

未だ
張り詰めたままの空気に
突き出した
枝

桜だ
桜だ

南樽の駅構内を背に
今日を切り裂くように

桜だ　桜だ

固いつぼみは
大声も上げずに
今日を反芻する
ボクに迫る

「明日だ！」

昨朝
戦友が一人逝った

桜だ
桜だ
桜だ

花は
忘れずに
春を開くから

コメント 3

雌伏の時ですね。
by よしあき・ギャラリー (2013-04-03 05:58) 

sigedonnさん、おはようございます。
よほど大きな環境の変化が無い限り、植物は淡々と生命のサイクルを繰り返し
忘れずに花を咲かせてくれますものね。
その姿が色々なことを感じさせてくれます。

この芽は刻々と変化し続けること
変わらずに繰り返されることの二つを象徴しているように見えました。
「明日」には色々なことが含まれ、何が起きるか予め知ることはできませんが
それでも待ち遠しいものですね。
by Sizuku (2013-04-03 07:23) 

桜だ、が繰り返されるところに 背中を後押しされるような気持ちになりやした(◎o◎)
by ぼんぼちぼちぼち (2013-04-04 12:56)