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「雨水」相変わらずの記録尽くめの天候不順。 [記憶]

「観測史上初」の連発の気候。
当地は雪まつりが終わったとたんにプラスの10℃越えを連発。
排雪進んでないところはザクザクの道路。
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わたしも初めてもろにスタックしました。
お腹閊えて全く身動きできませんでした。
身内の助けを頼んできてもらったところへ

どこからともなく現れた謎の青年。
改造ジムニーにリモコンウインチ付けて近寄ってきて
実に親切でスムーズに引き出してくださいました。
深夜の11時ころのスタックでしたがJAFは80件待ちで朝方になると言われ
自動車保険のロードサービスはスタックは有料で3万円以上でいつ行けるかはこれから業者打診みたいに言われ途方に暮れていましたので、
じつに助かりました。
お礼に煙草を1カートンとはいかないので現金渡しました。
お助けのアルバイトかな?いや、助かります。
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高橋和己著「邪宗門」読了。
実在のモデルを下敷きに展開はド派手でしたが、
書かれた時期や状況「朝日ジャーナル」連載を考えると
後々のあらゆる出来事や事件に関して示唆的でもある。
難解な感じが多くて飛ばしたところもあったが物語の面白さと
表現の巧みさに楽しく読めた。
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第13章の中にこんな描写が目に留まった。
『枝を伸ばして堀の上にのびている松がかすかな風音を立てた。枝にまかれた針金が酸化して錆びていた。』
こんな何気ない描写が随所にあり、この時も眼前にその情景が針金が浮き彫りになった。
長編の構図も素晴らしいが描写力も楽しめた。
久々の高橋和己だった。
森田童子の歌を聞くたびに「孤立無援の思想」を読み返そうかなとたびたび思っていたが…。
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テレビでは各地で梅や桜の便りも聞こえ
春待ちどおしい「雨水」節気。
戦争も大火事も地震もあまり経験のないところでも大規模に発生して
「地球号」は人類と動植物を満載してどこへ航海の舵を切って行くのか。
私の羅針盤と海図は「聖書」。
皆さんは何を指針とされるのか。
邪宗門を読んで改めて沈思。
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